ご当地を盛り上げようと結成したローカルヒーローだけど、活動の場は地域の枠を超え、国内各地に広がる。その人気を支えるのは熱烈な「推し活」をする女性たちだ。故郷の街をもっとPRしたいと県外に打って出た長野県須坂市生まれの「我竜神スザカイザー」。ヒーローの「快進撃」は続いている。
須坂市の田中本家博物館で昨年12月に開かれた撮影会。県外から集まった10人ほどの参加者が、ポーズを決めるスザカイザーや仲間の「悪食ガルーダ」を次々と写真に収めていた。
参加者は撮影を前に推しのキャラクターに扮したり、その場で写真がプリントできるインスタントカメラでヒーローとのツーショットを撮影してもらったり、思い思いに撮影会を満喫した。
この日の参加者の9割は女性。北海道や九州から駆けつけた「推し活」の女性もいた。参加者は撮影した写真をX(旧ツイッター)などのSNSに投稿するという。
北九州市の若松由美花さん(27)は、新幹線と特急を乗り継いできた。2019年、千葉県で開かれた「日本ローカルヒーロー祭」でスザカイザーに出会ってはまり、須坂市に足を運ぶこと10回近く。「ビジュアルや世界観が好き。敵役にも物語がある。殺陣もかっこよくて、ガルーダ推しです」
故郷への愛を込めて
スザカイザーがデビューした…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル